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第3回井戸岳植生復元作業

8月9日(土)
7月26日に続き、二週間ぶりの井戸岳植生復元作業です。
先回は北八甲田の山々は雲で覆われ、井戸岳稜線も強風で、結構大変な作業でした。

この日は奥に見える井戸岳、赤倉岳の山頂部が顔を出しています。
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(田代平十字路から撮影)


酸ヶ湯IC前で参加者の確認。
この日はPVから8名と、環境省他関係団体から5名の参加がありました。
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8時半、予定通り大岳避難小屋目指して出発。

2週間後の下毛無岱。
先回と比べるとキンコウカはそろそろ終わりかけでした。
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上毛無岱で小休止。
それ程気温は高くはなかったですが、ハイペースの登山で全員汗びっしょり!
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10時15分、避難小屋到着。
先回より15分早く着きました。
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休憩する間もなくPVの山本さん、避難小屋階段前の段差が気になり、補修を行いました。
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まさしくボランティアの手本です。

本日の作業の目的は、2箇所の実験区における植生調査と、登山道及び土留め柵の補修。

早速手分けして作業にかかりました。
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PVの田村さん、柵の補修に頑張ってます。
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上から見ると、しっかりと土留め柵がきいています。
(この柵の状態で、植物の定着が大きく変わってきます)

今回、7月26日に新設した調査区に、3種類の植物の種を蒔きました。
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(ハイマツ、マルバシモツケ、ガンコウランを播種)

ハイマツの間に「ガンコウラン」が見え、
ちょうど紫色に熟した実を付けています。
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とてもブルーベリーに似ています。

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美味しそうな色をしていますが、味もブルーベリーに似ているのかな?
(この種も当然実験区に播種しました)

こちらは「ヨツバシオガマ」の種子です。
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大岳避難小屋周りに沢山ありました。
とても繁殖力が強そうな種子に見えます。

植生復元作業区域を下から見上げると、
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驚くほど植生(草木)が戻ってきているのが分ります。

これまでの長い作業の経過を思い、「ジ~ン」と感動が湧いてきました。

土留め柵のしっかり安定した斜面に「イワブクロ」が咲いていました。
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井戸岳のイワブクロですが、これまで山頂部分の、しかも北側の標識周辺のみに
分布しているものと思っていましたが、良く観察すると南側の登山道周辺でも見られます。
数は少ないけど、前から分布していたのか、それとも徐々に植生が戻ってきているのか
とても気になります。

避難小屋に戻る途中、これを見て思わず笑ってしまいました。
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朽ちかけた杭を、まるで鉢のかわりにちゃっかりと利用しているハイマツです。
たくましさに脱帽です!

井戸岳は南側(避難小屋側)にも大きな噴火口があり、周辺には
「イオウゴケ」が見られます。
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ここで先回のブログで書いたイオウゴケについて、訂正があります。
7月26日は仙人岱経由で下山し、その中で「ミズゴケ」と「イオウゴケ」について紹介しましたが、
イオウゴケについては蘚類(せんるい)、苔類(たいるい)で区分される、「コケ」植物とは違い、
地衣類(ちいるい)に分類されるとの事です。

◆地衣類(ちいるい)
・菌類(主に子嚢菌類)と藻類(シアノバクテリアあるいは緑藻)からなる共生生物である。
・構造は菌糸からできている。
・しばしば外見が似るコケ植物(蘚苔類)と混同されるが、地衣類は菌類であって植物ではない。
(PV会員の方から指摘をうけました。自分の知識の薄っぺらさに、全く「反省」です)

12時半、この日の作業が終了し、避難小屋前で解散。
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お疲れさまでした。

酸ヶ湯への戻り、毛無岱の木道脇は、前日まで雨が降った影響で
水の流れが結構あります。
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湿原に咲く
「オオバキボウシ」
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この日の下毛無岱です。
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南八甲田
逆川岳、駒ヶ嶺、横岳、櫛ヶ峰を望む。
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9月末、櫛ヶ峰へ登る予定です。

2時半過ぎ、酸ヶ湯ICへ到着。
この日は下山途中、上毛無岱木道へ滑り止めの桟木取付け作業を行い、
いつもより遅めの到着となりました。
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大岳山頂には薄く雲がかかり初めています。
翌日から天気が崩れ、雨に変わりました。

田代平から七戸へ向けて帰る途中の石倉山牧場。
県南側(七戸側)から越えてくる「ヤマセ」の雲です。
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写真右側(七戸)から、左側(田代平)へ絶え間なく雲が八幡岳の裾野を超えて運ばれてきています。
まさしく「ヤマセ」です。

この後数日、県南地方はぐずついた天気が続きました。

PV活動だより (たかだ)
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[ 2014年08月14日 14:46 ] 活動だより | TB(0) | CM(0)

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